「山城歩き」に最適「トレイルランニングシューズ」

高い山の上に築かれた「山城」は、自然地形をとことん生かした縄張りが魅力的です。

中には巨大な岩そのものを利用し、鉄壁の防御を誇った城もあるほど。たいてい山頂が城の中心となっていることが多いので、登りきった後に絶景を楽しむことができるのが人気です。

山城は場所によっては道が整備されていないこともあり、普段履いているスニーカーでは歩きづらいことがあります。

石や木の枝で足を怪我してしまうかもしれず危険ですね。

そこでおすすめするのが、トレイルランニングシューズ(トレランシューズ)。

登山靴ほどゴツゴツしてはいませんが、歩きやすくそして足をしっかり守ってくれる高機能なシューズです。

これが「山城巡り」ととても相性が良いのです。

山城に登る道はどのような感じ?

これまで私が登って印象深い「山城」を二つ紹介します。

比較的整備されているがコースによってほぼ登山?岐阜城

織田信長が居城とした岐阜城。「天下布武」の城としても有名です。

山頂には天守が再建され、ロープウェイも通るかなり整備された城です。

天守から眺めた景色。下を流れるのは長良川。

正面の山を越えると近江国、そしてその先が京の都。

織田信長は当時誰も体験できない「高い場所」に立って、天下統一の計画を練ったのでしょう。

岐阜城のある「金華山」は岩山。あちこちに岩が顔を出しています。

見学路は舗装されていますが、一歩そこから出るととても歩きにくくなります。

「上りはロープウェイで!」という方も下りは「歩いてみようか」という気持ちに。

距離は長いが舗装されたルートでしたらスニーカーでも大丈夫。ですが、最短のコースは崖のような状態でほぼ登山。装備がなければ絶対やめた方が良いです。

絶景を見るには直線山道を歩くしかない!「出石城」

蕎麦で有名な出石。

辰鼓楼と水堀が美しい城跡です。

山頂には戦国時代の城跡があり、麓から約1時間ほどで出石の町をそっくり見渡すことができる絶景ポイントに到着できます。

ですがそこまでの山道はとても厳しい。尾根をまっすぐ登るようになっていて、気の遠くなるような一直線の坂道をひたすら進まなければなりません。

これまでに経験したどの山城よりもきつかった印象があります・・。

というように、山城を楽しむにはある程度の体力と汗が必要なのです・・。

山といえば登山靴なのだが「疲れます」

私は以前、このような靴を使っていました。

登山靴ですね。

石や木の根などを踏んだりつま先をぶつけても痛くないように、硬く作られています。

靴底は多少ぬかるんでいても滑らないようなソールになっています。

底に厚みがあり、岩場を歩いても痛くはありません。

また、足全体が保護されているので藪の中に入るのも怖くはありません。

舗装路を歩くことを想定して作られているスニーカーには、このように足を保護する機能はありません。

ですが、登山靴にはひとつ問題が・・・。

それは「重い」ので「疲れる」のです。

山城はトレイルランニングシューズが良い?

そこで気になって購入したのがトレランシューズ。

山を走ることを想定して作られたシューズで、登山靴の保護機能とランニングシューズの機動性を持ち合わせています。

山城歩きは登山よりも簡単ですが、舗装路だけを歩くのとは違います。

重い登山靴は嫌だけれど軽いトレランシューズなら、少し気軽に足を進めることができそうです。

おススメシューズ

TOPO Athletic パースート メンズ

パースートは、快適性・耐久性・グリップ力に優れ、トレイルの走りに自信を持たせるために作られた、クッション性の高いゼロドロップのトレイルシューズです。

しっかりと編み込まれたメッシュアッパーは、優れた通気性と耐久性を提供し、磨耗の激しい部分にはオーバーレイが戦略的に配置されている。0ドロップで28mmのプラットフォームは、踵からつま先まで完全にニュートラルなアライメントを実現し、十分なクッション性でミッドフットストライクと自然なストライドを促す。OrthoLite®パフォーマンスインソールとZipFoam™ミッドソールは、時間が経過しても衰えない反発力を備え、快適な履き心地を提供。アウトソールには、あらゆる地形で比類のないグリップとトラクションを発揮するVibram® Megagripを採用している。最適な間隔で配置されたラグが、泥や雪を素早く逃がす。

MERRELL MTLロングスカイ2

”Merrell Test Lab. (メレル テスト ラボ)”にて、世界で活躍するグローバル契約の エリートアスリートと共同開発したショート・ミドルディスタンス 推奨のトレイルランニングシューズ フラッグシップモデル。

通気性と軽量性に優れたメッシュ×TPU補強のコンビネーション アッパー、相反する軽量性と耐久性を合わせ持ち反発弾性が 長期間持続する“FloatPro™(フロートプロ™)”フォームミッドソール、 濡れた路面やラギッドなトレイルで圧倒的なグリップ力を誇る イタリアの世界的ソールメーカーVibram社の”Vibram MEGAGRIP (ヴィブラム メガグリップ)”アウトソールなど、厳しいトレイルに 対応し得る高機能を搭載。

ALTRA ティンプ5

Timpは、一日中履いても疲れにくい快適なクッション性と絶妙なフィット感が魅力のモデルです。
今回のアップデートでは、Vibram Megagripへのアウトソール変更により、天候に左右されず、乾燥したトレイルから濡れたトレイルまで確かなグリップを発揮。どんな地形も自在に駆け抜けるための適応性と安定性がもたらされます。

重量は前作Timp 4より30g以上の軽量化(MENSの28.5cmで277g)に成功し、29mmのしっかりとした厚みを備えながらも、より軽快な動きに導いてくれます。ミッドソールにはALTRA EGO MAXを搭載。着地の衝撃を優れた吸収力で受け止め、反発力に変換してくれるため、長時間でも快適な走りをサポート。耐久性も高く、長期間の使用でに耐える設計だ。また、足形はStandard Footshapeを採用し、着地時のブレを最小限に抑え、最大限のフィット感を実現。つま先が窮屈にならないフットシェイプ構造、ゼロドロップ構造、そして柔軟性を備えた設計はそのままに、ALTRAのコンセプトである怪我を予防し、自然な走りをサポートする。